新商品「三又ソックス」誕生話 FENIXライト NIKKE AXIO WOOL ソックス 撥水加工スプレー ギアのケアの仕方

新商品「三又ソックス」誕生話 〜親指と小指だけ、ちょっと“ひいき”しました〜

靴下って、だいたい“脇役”扱いされがちです。
シューズの新作みたいにスポットライトを浴びることは少ないし、レース前に語られるのはせいぜい「今日は厚手?薄手?五本指?」くらい。

……でも、足のトラブルって、だいたい靴下の中で起きるんですよね。

そんな「地味だけど一番現場」な靴下に、また少しクセの強い新商品が増えました。
その名も 「三又ソックス」。親指と小指だけ独立、真ん中の3本は仲良く同居する、ちょっと変な形です。


開発のきっかけは、兵庫のマウンテンショップからの“ひと声”

この三又ソックス、最初の火種は兵庫県のマウンテンショップ
Sky High Mountain Works(スカイハイマウンテンワークス) の店主・北野さんからの依頼でした。

「親指と小指をもっと意識できる形、できない?」
…そんな感じの相談から話が動き始めます。

実は北野さんの発信でも“三又型ソックスを長年やりたかったプロジェクト”として触れられていて、ショップ発のリアルな課題感が原点でした。
参考:Sky High Mountain Works ブログ


もともと研究していたから、製品化がスムーズだった

ここが今回、わりと重要なポイントです。

インナー・ファクト側では、以前から足指の働きについて継続的に勉強・検証を重ねていました。
その中でずっと頭にあったのが、

「ランニング中、シューズ内で“よく働いている指”って、親指と小指に偏ってない?」

という仮説。

実際、トラブル(擦れ・マメ・黒爪など)も 親指と小指まわりに集中しやすい という見立てがあり、三又タイプは「その2本だけを独立させる」という発想に直結しています。
参考(関連商品ページ):三又型の説明ページ

北野さんの依頼が“きっかけ”ではあるけれど、こちら側の研究がすでに走っていたから、話が早かった。
こういうの、商品開発あるあるです。準備してた人に、風が吹く。


親指と小指が重要な理由(ざっくり、でも本質)

細かい解剖学を語り出すと靴下より先に読者が寝てしまうので、要点だけ。

  • 親指:前に進む推進力・蹴り出しの主役になりやすい
  • 小指:外側の安定(ブレにくさ)に関わりやすい

ランニングって直線だけじゃなくて、着地の微妙なズレ・路面の傾き・疲労でフォームが崩れる、などなど“揺さぶり”が多い競技です。
特にトレイルランニングではサーフェスや木の根、がれている場所など体幹のブレなさは重要。
その揺さぶりを受け止めるとき、親指と小指の存在感が増してきます。

だからこそ、この2本だけ独立させて「使ってる感覚」を呼び起こす
これが三又ソックスの狙いです。
参考:三又型ソックスのコンセプト


五本指・ラウンド型と比べると、何が違う?

インナー・ファクトの過去記事でも、足指形状の違いは整理しています。
参考:五本指とラウンド型の比較記事

ここでは三又を軸に、超ざっくり比較します。

五本指ソックス

  • メリット:指間の汗を吸いやすく、擦れ対策に強い(ドライ感が出やすい)
  • デメリット:履くのがちょい面倒、指ごとに生地が入る分だけ“モタつく”人も

ラウンド型(先丸)

  • メリット:とにかく履きやすい/冬は指先が冷えにくい
  • デメリット:夏場などはドライ感が出にくく、トラブルが出る人も

三又ソックス(親指+小指だけ独立)

  • 狙い:五本指ほど複雑にせず、親指と小指の感覚だけを“立ち上げる”
  • 立ち位置:五本指とラウンドの“間”ではなく、目的が明確な別ジャンル(親指・小指フォーカス用)

三又ソックスは、素材もちゃんと“インナー・ファクト流”

形が目立つと忘れられがちですが、ベースはインナー・ファクトの強みであるラミー(麻)
過酷なコンディションでもドライ感を保ちやすい素材として位置付けています。
参考:ラミー素材の説明ページ

商品はショート丈(くるぶし丈)とミドル丈(足首丈)が展開されていて、ショート丈は 1,950円(税込2,145円) と案内されています。
商品ページ:三又ソックス(ショート丈)


三又ソックスのメリットまとめ(結論ここです)

最後に、三又ソックスを一言でまとめるならこうです。

「親指と小指、そこだけ起こす靴下。」

メリットは主にこの5つ。

  1. 親指と小指が独立しているので、足指の感覚をつかみやすい
  2. 五本指より履きやすい設計思想(複雑さを減らしている)
  3. トラブルが出やすい“親指・小指”に狙いを絞れる
  4. ラミー素材でドライ感を重視(悪条件向きの系譜)
  5. 「五本指はちょっと…」な人でも、足指アプローチに入りやすい入口になる

おわりに:靴下は“道具”だけど、ちょっと面白くていい

三又ソックスって、見た目は少し変です。
でもこの変さは、狙いがある変さ。

北野さんの現場感から始まり、こちらの研究の積み重ねが合流して、形になりました。
参考:Sky High Mountain Works ブログ

こういう“人が起点の商品”って、使う側にもちゃんと伝わると思っています。

「足指を鍛える」みたいな大げさな話じゃなくて、
まずは “気づける足” を作る。三又ソックスは、そのための道具です。

気になった方は商品ページもぜひ。
三又ソックス、あなたの親指と小指だけ、ちょっと特別扱いしてみませんか。